第6回COCO THE ST-ORY開催!! | ココウォーク cocothestory(ココザストーリー)

第6回COCO THE ST-ORY開催!!

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長崎の食のスペシャリストによる、ココでしか聞くことのできないストーリー

「COCO THE ST-ORY(ココ ザ ストーリー)」とは、長崎の生産者とつながる一夜限りのポップアップレストラン。毎回、異なるテーマで生産者や料理に関わる方たちと企画しながら、テーマに沿った演出とお料理を提供していきます。プロデュースするのは、読んで・食べて長崎の旬を楽しむことができる、食べもの付き情報誌「ながさき食べる通信」さん。私たちみらい長崎ココウォークは、食の楽しさ・長崎の豊かさ・生産者の情熱・地域課題に触れる機会が増えれば、もっと暮らしが楽しく、そして地域が豊かになると信じて、今後も継続したイベント開催を計画しています。

第6回目となる「COCO THE ST-ORY」。ながさき食べる通信2021年4月号でご紹介した、東京から南島原市にUターンして20年に渡りトマトを育てる近藤裕子さんをゲストに迎えました。タイトルは「ヒロコのトマト〜情熱の赤に染まる〜」。トマト愛と笑顔が溢れる、一夜限りのポップアップレストランが開催されました。

まずは近藤さんから、これまでの経歴や生産しているトマトについてお話がありました。東京農業大学を卒業後、東京出身の夫とともにUターンされたそう。3人娘の母であり、仕事・家事・育児と忙しい日々を送る近藤さんですが、トマトの話になると熱が入りながら楽しそうに話す姿が印象的です。各テーブルには近藤さんが愛情込めて育てたトマトが置かれていましたが、濃く鮮やかな色に驚かされます!まさに「おいしそうな“顔”」という、ながさき食べる通信の森田編集長の言葉がピッタリ。

今回調理を担当するのは、多くの常連客に愛される長崎市鍛冶屋町の隠れ家イタリアン「famigia ファミリア」オーナーの岩永さん。看板メニューである手打ちのニョッキは必ずオーダーしたい逸品です。「今回はトマトだけではなくそれ以外の食材も、島原半島や長崎県内をまわって集めたものです」とのこと。食材へのこだわりが感じられるメニュー構成に、期待が高まります!

#6 ヒロコのトマト〜情熱の赤に染まる〜

○トマトとファミリア自家製塩

○トマトとおがわ牛トリッパの煮込み

○トマトと鯖のショートパスタ

○おがわ牛スネ肉パティとトマトのハンバーガー
・諫早の小麦を挽いた全粒粉入りバンズ
・岩崎さんの根菜ピクルス
・さとむら牧場のモッツアレラチーズ

○雲仙しおかぜ黒糖のチョコキャラメル

ありのままのトマトを味わい、笑顔広がるメニュー

「メインはトマト」と語る岩永さんの言葉通り、シンプルな前菜からスタート。トマトを引き立てる塩は、なんと自ら外海の海水をとって厨房で煮詰めたものだそう!その他、雲仙の豊かな自然の中で丁寧に肥育する「小川牧場」の牛のトリッパ(胃袋)や、美しい松浦の海で育ったブランド魚の長崎ハーブ鯖、在来種である長崎大根など、とにかく一つひとつの食材の個性が輝くものばかり。主役であるトマトとともに、長崎の食の奥深さを感じさせるコースとなりました。

今回も会場スタッフやおもてなし係として参加した、長崎大学経済学部の皆さん。ながさき食べる通信さんと、食を基点とした地域活性化や長崎ガストロノミーについて学ぶ中で、貴重な機会となったのではないでしょうか。手際よく調理する岩永さんから、時折料理について解説があり、熱心に聞き入っていました。

特にインパクトのあったメニューは、メインを飾る本格的なハンバーガー!「遠慮せずに上からギュッと潰して食べてください」と岩永さん。会場からは「すごい!大きい!」と笑い声が広がりました。驚きと感動に満ちた、メイド・イン・長崎のコース料理。皆さん最後まで楽しく堪能していました。

食材を知ることは、地域を知ること。普段知ることのできないストーリーを知ることで、その食材の魅力はさらに輝きます。そんな貴重なひと時を堪能する「COCO THE ST-ORY」。次回の開催もお楽しみに!