第15回COCO THE ST-ORY開催!
長崎の食のスペシャリストによる、ココでしか聞くことのできないストーリー
「COCO THE ST-ORY(ココ ザ ストーリー)」とは、長崎の生産者とつながる一夜限りのポップアップレストラン。毎回、異なるテーマで生産者や料理に関わる方たちと企画しながら、テーマに沿った演出とお料理を提供していきます。プロデュースするのは、読んで・食べて長崎の旬を楽しむことができる、食べもの付き情報誌「ながさき食べる通信」さん。私たちみらい長崎ココウォークは、食の楽しさ・長崎の豊かさ・生産者の情熱・地域課題に触れる機会が増えれば、もっと暮らしが楽しく、そして地域が豊かになると信じて、今後も継続したイベント開催を計画しています。
第15回目となる「COCO THE ST-ORY」。今回のタイトルは、「雲仙アスパラガス〜ほとばしる緑と紫、島原半島の饗宴〜」。雲仙の大地で立派に育った、雲仙アスパラガスが主役の一夜限りのポップアップレストランが開催されました。
今回の食材はアスパラガス農家フラットフィールドファーム平田真一さんが育てる、朝収穫されたばかりのみずみずしい「雲仙アスパラガス」。テーブルコーディネートにもアスパラを使用しゲストをお迎えします。雲仙市に生まれ育ち、高校卒業とともに福岡へ。デパ地下のサラダショップRF1に出会い、(株)ロック・フィールドに20年勤務。学んだノウハウや理念、DNAは自身の人生観や生き方に大きく影響を与えたと言います。そして、自分の手で食材を作り出したい想いと子どもは雲仙で育てたいと長崎に戻り新規就農。2021年に雲仙市吾妻町でアスパラガス栽培をスタートした。平田さんの紹介に続いて、雲仙市観光物産課の松坂さんよる、雲仙市の紹介。豊かな大地に根づいた食材の魅力に料理の期待も高まります。
今回料理を担当するのは、株式会社小浜温泉ワイナリー代表の川島貴宏さん。小浜に生まれ中学校卒業後、大阪辻調理師専門学校へ進み、大阪で20年余りイタリアンの腕を磨き、「生まれ育った地元でイタリアンに合うワインをつくりたい!!」と2020年に雲仙市小浜町にワイナリーを設立。自社で栽培・収穫したブドウと長崎県産ブドウを使用したワインと長崎県産みかんワインを製造・販売しています。また、夜は小浜町内にある「小浜温泉ワイナリーShop&Restaurant」でイタリア料理と自社ワインを提供。平田さんとは雲仙市の新規就農研修において同期の間柄ということで、就農研修時代の懐かしい話も聞くことができました。
#15 雲仙アスパラガス〜ほとばしる緑と紫、島原半島の饗宴〜
○紫アスパラガスと小浜産真鯵のマリネ
北串産ビーツのバーニャフレイダ
○アスパラガスのピューレと橘湾サーモンの冷製フェデリーニ
○グリーンアスパラガスとみずほの郷岩戸米のリゾット
雲仙あかね豚のローストポーク
○雲仙牛のローストとアスパラガス
南串産ながさき黄金、ベルガモットの香り
○グリーンアスパラガスのラッテコッタ
地元を大切に想う絆が紡ぐヒトサラ
雲仙の、人と大地に魅せられた平田さんが育てる雲仙アスパラガス。アスパラガスには、夏芽と春芽と2回旬があり、今回はシャキッとした食感と甘さが特徴の夏芽を使用。ちなみに春芽は濃厚な味わいが特徴なのだとか。クイズを交えながら、ゲストに分かりやすくアスパラガスについて解説していただきました。平田さんは、親子で食育を学べる「ベジフェス」というイベントを開催しています。これから故郷を担う子どもたちへ、地元への想いを継承していく大切さをうかがうこともできました。
食材を知ることは、地域を知ること。普段知ることのできないストーリーを知ることで、その食材の魅力はさらに輝きます。そんな貴重なひと時を堪能する「COCO THE ST-ORY」。次回の開催もお楽しみに!