第12回COCO THE ST-ORY開催!
長崎の食のスペシャリストによる、ココでしか聞くことのできないストーリー
「COCO THE ST-ORY(ココ ザ ストーリー)」とは、長崎の生産者とつながる一夜限りのポップアップレストラン。毎回、異なるテーマで生産者や料理に関わる方たちと企画しながら、テーマに沿った演出とお料理を提供していきます。プロデュースするのは、読んで・食べて長崎の旬を楽しむことができる、食べもの付き情報誌「ながさき食べる通信」さん。私たちみらい長崎ココウォークは、食の楽しさ・長崎の豊かさ・生産者の情熱・地域課題に触れる機会が増えれば、もっと暮らしが楽しく、そして地域が豊かになると信じて、今後も継続したイベント開催を計画しています。
第12回目となる「COCO THE ST-ORY」。ながさき食べる通信2020年2号目で紹介した、雲仙市吾妻町で真摯に野菜づくりに向き合う、種の自然農園の岩崎政利さんをゲストに迎えました。タイトルは「冬野菜〜カラフルな多様性にのせる未来〜」。ココロとカラダが喜ぶ一夜限りのポップアップレストランが開催されました。
今回の食材は、岩崎さんによって雲仙市で大切に育てられた旬のお野菜。森田編集長の進行のもと、まずは岩崎さんとの出会いや掲載号でのエピソードを紹介。そして、岩崎さんからはつながれてきた種への想い、これまでの試行錯誤、雲仙の風土を生かした農法について話していただきました。
今回料理を担当するのは、雲仙市の老舗旅館「雲仙福田屋 山照〜別邸〜」の3つのプライベートダイニングにて、総料理長を務める・草野 玲さん。幼い頃から料理人を志し、大阪や箱根で修行を積み、2008年に福田屋へ入社。本館1Fの天ぷら専門店「香ふく」では、岩崎さんの野菜を使用し、五感で味わう雲仙天ぷらを提供しています。岩崎さんがつくる野菜に惚れ込んだ草野さんのヒトサラに胸が高鳴ります。
#12 冬野菜〜カラフルな多様性にのせる未来〜
雲仙の宝もの
○黒田五寸人参のコールドプレスジュース
○雲仙のさりげない青菜達の焼き浸し四重食べ比べ
雲仙のかき菜、福立菜、雲仙浮名、大和真菜
○橘湾虎河豚薄造り
雲仙市産ベルガモットの香り 岩崎さんの生の春菊 花芯白菜の芯の部分 五木赤大根おろし 九条たたき葱
○雲仙あか牛ローストビーフ
黒田五寸人参の葉っぱのソース 雲仙コブ高菜の種で作ったマスタード 黒田五寸人参の低音天ぷら
○雲仙小蕪と焼きタコの土佐酢ジュレ掛け
ブロッコリー、アイコトマト
○源助大根と九条太葱と春菊 虎河豚のスープ
○雲仙こぶ高菜巻き寿司
○日本古来の漬物 須須保利漬
平八郎大根、日野菜蕪、長崎赤蕪、黒田五寸人参
○紫色薩摩芋ベルガモット蜜煮、紫芋煎餅
未来へ伝え残したい料理の数々
個性ある雲仙の種どり野菜は、市場では出会うことがない、この土地を訪れないと味わえないものばかり。素材の味は豊かで、色も味も濃いのが特徴的。「生命力に溢れている野菜です。」と語るように、岩崎さん真っ直ぐな想いと、島原半島の大地の恵みが育んだ旬の野菜は、まさに雲仙の宝もの。「野菜の甘さに感動しました!!」と、ゲストの皆さんも驚きを隠せない様子でした。
食材を知ることは、地域を知ること。普段知ることのできないストーリーを知ることで、その食材の魅力はさらに輝きます。そんな貴重なひと時を堪能する「COCO THE ST-ORY」。次回の開催もお楽しみに!